15年間の屍プロジェクトに光をカヤックライト
2011年 最後まであきらめない

プロジェクト名:
「メガネをはずした時の顔になるカメラ
概要:
漫画でメガネをはずしたときのように目が3になるAndroidのカメラアプリ。」

2007年~2009年、カヤックの新規事業部BM11(ブッコミイレブン)は、非常にしょうもないサービスを数多く生み出してきました。 僕個人は、そういったことにだんだんと興味が薄れてきたこともあり、2010年以降は、少し方針を変えて、数は出すものの1つ1つのクオリティをあげていく方向に舵を切りました。しかしながら、それでも何かしょうもないアイデアを思いついてしまうと、ついついつくってしまうゲリラ部隊が、社内にいるのがカヤックです。 しょうもないアプリで競い合う「おバカアプリ選手権」なるものも、僕は一度も出たことないですが、毎回参加している社員がいます。まぁ僕もそれほど出たくないのに毎回「バカサミット」などにもゲストとして呼ばれますが。

そんな中、2011年リリースしたスマホアプリの1つに「メガネをはずした時の顔になるカメラ」というアプリがあります。
内容はその名のとおり、人物をこのカメラアプリで撮影すると、目が数字の3になるというものなのですが、メガネをはずすと数字の3になるというこの表現、みんな大好きのび太の顔です。

このサービスのココに注目!

当初、開発陣は、このアプリを「NOBITAX」と名付けてました。のび太×PENTAX(カメラメーカー)。なかなかいいネーミングです。しっかりとカメラアプリであることとのび太を想起させています。ところが、このネーミングに法務から待ったの声がはいります。

そこで知恵を絞って絞って生まれたネーミングが、「メガネをはずした時の顔になるカメラ」です。
時にはそのまんま説明することが、商品名やサービス名になることもあるのです。

ちなみに、このアプリ思いつきレベルで質も低いせいか、全然売れていないということも蛇足ながらつけさせていただきます。